上山城(下城)を参照。
上山城(上城)は青山神社の北背後の尾根を西へ上り詰めた標高110m付近に築かれている。
『豊岡市の城郭集成』には掲載されていない城であるが、サイト『山城賛歌』で簸磯城として紹介されている城郭である。簸磯城は北側に存在しているので便宜上、上山城(上城)として紹介するが、実際この城の主郭から南へ尾根を降るとちょうど上山城(下城)の北西尾根に出てくるので、関連性のある城館である。
青山神社背後の尾根を登っていくと、途中に切岸が甘い削平地を経て標高110m程にある主郭に達する。この主郭も切岸加工は甘く、小さな段が付いているが、背後は土塁が付いて堀切で遮断している。この背後は30m程離れた所にも堀切が一条あるが、この間の尾根は全く加工されておらず自然地形である。
全体的に曲輪の造成は甘いが、二条の堀切だけはハッキリと残されている。
青山神社の北背後から登っていけば良い。主郭から南へ降りるとそのまま下城の背後に出る。
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