詳細不明。天正年間(1573年〜1592年)の羽柴秀長による但馬侵攻で功を挙げた藤堂高虎から居相(いあい)孫作に与えられ、孫作からさらに栃尾源左衛門に譲られたという。
田和城は大屋川に面した丘陵に築かれており、現在は城山公園として遊歩道が整備されている。
比高30m程の丘陵で尾根に沿って小さな曲輪を配しており、中央に一条堀切がある。堀切の北側が高く主郭となり、南が二郭で堀切に面して土塁が残る。
田和城の川向かいにある「あゆ公園」に「藤堂高虎公ゆかりの郷」という標柱と案内板がある。この辺りは羽柴秀長に三百石で仕えていた高虎が小代氏を討ち破った功により三千石の加増を賜った地である。