詳細不明。城主は高井土佐守または堅田氏といわれるが詳らかではない。
琴石山城は標高545.5mの琴石山山頂に築かれている。琴石グリーンパークとして自然公園になっており、山道は遊歩道として良く整備されている。
琴石山城は山頂に主郭、東下の二の丸、西下の西の丸で構成されているが、天然の要害を利用した山城で加工は少ない。
本丸は一段小高くなった山頂にあり、南側が岩場でやや高くなっている。二の丸は本丸の東下にあり、わずかな平地で南の岩に二つの柱穴が残っている。この二郭が主郭部となっている。
二の丸から南東に伸びる尾根に土橋の架かる堀切が一条あり、城内で明確な堀切はこの部分のみである。その先の尾根にわずかな平段がいくつかあるが、加工は少ない。
本丸から西へ降りてしばらく行くと三ヶ嶽林道と南の尾根に降りていく分かれ道があるが、ここから南に伸びた尾根が西の丸で不明瞭な段が二・三段あるのみである。
登山道はいくつかあるが、一番上にある駐車場まで車で登ると標高420m付近まで行くことができ、山頂まで簡単に登ることができる。城址の案内板はこの駐車場の部分にあった。 この駐車場までは日積側と柳井側両方行くことができるが、柳井側から登っている。特に道標は確認できなかったが、柳井港駅の東側辺りから集落内の細い道を通り林道に入る。
最寄り駅(直線距離)