詳細不明。伴野一族の花岡氏の城とも考えられている。
花岡城は八千穂駅の北東に聳える標高880.5mの山に築かれており、現在は花岡遺跡公園として整備されている。
江戸時代には松明山と呼ばれ、狼煙台としての機能が考えられていた。遺跡公園とするにあたって発掘調査が行われ、主郭からは5m×10mほどの建物跡や生活用品などが出土した。
花岡城は山頂部の小さな主郭を取り巻くように小規模の帯曲輪が螺旋状になっており、南尾根は四条ほどの堀切、北尾根も一条の堀切で遮断している。山頂には櫓を模した展望台がある。こういった多くの展望台は老朽化によって登れなくなったり、周囲の木々が生い茂って展望がなくなったりしているところが多いが、ここの展望台は2020年現在でも登って眺望を楽しむことができる。
北側の国道290号線沿いに花岡遺跡公園への道標が出ている。西麓に無料駐車場があり遊歩道が設置されている。
最寄り駅(直線距離)