詳細不明。仁科家臣清水石見守の居城と伝えられる。
大崎城は水力発電所のある標高808mの山に築かれている。
大崎城は山頂の主郭部とそこから南東へ伸びた尾根に築かれた出丸からなっているが、その間の尾根部分は発電所の敷地となって遺構が消滅している。
主郭部は堀切を挟んで南北二郭で北にもう一条堀切がある。主郭の西下にl字になった土塁状の地形があり、池のようでもあるが北側はそのまま竪堀となって伸びており、その脇にも竪堀がもう一条あることから、この部分も城の遺構と思われるが、その用途は不明である。さらに降った先には尾根を遮断する堀切がある。
南東尾根の出丸は土塁囲みの小郭で南東側が開口する。北尾根は堀切で遮断しているが、南側には堀はなく竪堀があるのみである。
主郭部は西の谷筋から作業林道が主郭背後まで続いているので、これを登るのが簡単であるが、出丸は尾根先にある。
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