信濃 一夜の城しなの いちやのじょう
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天正10年(1583年)織田信長の嫡男信忠を大将とする織田軍が信濃へ侵攻し、武田信玄の五男仁科盛信の籠もる高遠城に迫った。信忠は盛信に降伏を勧告したが、盛信はこれを拒否、信忠はこの一夜の城に本陣を構え高遠城を攻撃したという。高遠城はわずか一日で陥落し、仁科盛信は自刃して果てた。
一夜の城は宮花八幡神社の東側に築かれている。一辺50m程で方形に土塁が巡っており、東の道路に面して虎口がある。虎口付近は石積がなされており、この部分に標柱がある。