大坂本願寺の拠点であったが、11年にも及ぶ石山合戦の末に本願寺顕如は織田信長に下って紀州へ去った。
織田信長は本願寺跡を城として取り立たが、本格的に築城したのは豊臣秀吉によるものである。秀吉が没して秀頼が家督を継いだが、関ヶ原合戦以降は徳川家康の時代となり、大坂の夏の陣によって豊臣家は滅亡、大坂城も一時廃城となった。
元和6年より徳川家による大坂城修築が始まり、豊臣時代の大坂城とは大きく異なる徳川家の大坂城が築かれた。今日確認できる大坂城の遺構はこの徳川時代のもので、豊臣時代の石垣などの遺構は地中に埋もれているようである。
大坂城は現在大坂城公園として整備されている。大阪城天守閣と西の丸庭園のみが有料施設で開館時間があるが、他は昼夜問わず見学可能である。
大坂城には大手門、桜門が現存する城門、千貫櫓、一番櫓、六番櫓、乾櫓が大手門続櫓が現存する櫓である。櫓内に関しては通常は見学できないが、ときどき公開されているようである。
内堀、外堀が巡る巨大な平山城はまさしく圧巻で、石狭間など他ではあまり確認できない遺構もある。
大手門内門(現存 櫓門)
大手門外門(現存 城門)
千貫櫓(現存 櫓)
一番櫓(現存 櫓)
六番櫓(現存 櫓)
乾櫓(現存 櫓)
桜門外門(現存 城門)
天守(復興 天守)
青屋門(復興 城門)
大阪城公園の駐車場はあるが高い。他のコインパーキングで上限設定のあるところを探すのがよいだろう。
最寄り駅(直線距離)