小川城を参照。
小川西ノ城は清光寺と大光寺との間にある東西に伸びた丘陵に築かれている。
小川西ノ城は南側に東へ伸びた尾根に築かれた東城と、西から北東側に伸びた尾根に築かれた西城とに分けることができる。
東城部分は、西端が高く主郭と考えられるが、後世の改変か削平が曖昧なだけなのかはっきりとしない地形となっており、北東側には半月状の土盛りと崩落跡とも考えられる竪堀状の地形を確認することができる。虎口は東側に屈折した通路らしきものがあり、東下の堀切との間には土塁が付けられ、側面には浅いが連続竪堀がある。
主郭の東下の曲輪は北から東側にl字の土塁を設け、西側は空堀で遮断する。空堀の南端は土橋になっている。土塁は東郭との間の横堀沿いにあり、北側の開口部付近は土塁が一段高くなっている。
横堀を挟んで東にある東郭は側面に幅広の土塁があり、更に東下に小段が付いて堀切で東尾根を遮断している。
西城部分は北東へ伸びた尾根に堀切と段で区画した削平地を並べ、西側は深い連続堀切によって遮断している。西端部分は堀切から通路状の竪堀が付き、その先にまた堀切が付く構造で尾根を遮断している。
県道138号線沿いにある清光寺の所に道標があり、ここから山に入る道が付いている。
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