築城年代は定かではない。城主は佐々木外戚と伝えられ、鎌倉時代に長門国の守護となった佐々木高綱・定綱・広綱の一族といわれる。
上城は成瓜山から国道を挟んで西にある標高136mの小山に築かれている。 以前標柱だけ見つけて掲載していたのだが、今回は山に登って遺構を確認してきた。
比高100mにも満たない小山で、南に段々と腰曲輪を設けている。どこまでが城の遺構なのかわからないほど下まで段が続いている。
山頂には予想に反して石祠と案内板があり、わりと整備されているようであるが、ここに至るまでの道はない。発掘調査によって建物跡が検出されたようである。北斜面は急峻な地形で、まるで石垣のような自然石がある。
国道191号線沿いに標柱が建っている。山に登る道はついていないが、西側の道路側から取り付くことができる。
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