詳細不明。
曲師館は逢瀬川に面した比高50m程の丘陵に築かれている。この城は『「城取り」の軍事学』という書籍に縄張図が掲載されているが、所在地が郡山市のみで詳しい場所は記されていない。福島県では「まほろん」という文化財データベースがあり、数多くの城館遺跡が登録されているが、この曲師館は載っていないようである。したがって、今回は縄張図の等高線をもとにその場所を特定し、実際に遺構があるかどうかを確かめる目的で見学してみたのだが、予想通りの場所に遺構が存在した。
曲師館は技巧的な陣城で主郭の南に馬出しを設け、さらに山腹にも堀により桝形虎口などを造成している。切岸の高さは堀底から2m〜3mとこの辺りの他の陣城に比べ低いようである。
山へ取り付くの簡単だが、南東尾根は笹薮が酷く、東側から回り込んだ方が登りやすい。登り初めてすぐに横堀のような地形があるが、これは用水路である。
最寄り駅(直線距離)