詳細不明。伝承によれば三浦氏一族で猪苗代氏の祖となる佐原経連が、建久2年(1191年)に築いたと云われるが、実際に経連が猪苗代を所領としたのは宝治2年(1248年)頃のことである。経連はその後、猪苗代城を築いて猪苗代氏の祖となる。
八手山城は白津集落の北東に聳える標高681mの山に築かれている。
主郭は山頂にあり、南西に向かって段曲輪が続いている。北東背後は自然の鞍部となって大きく下がっているが、その底に堀切を設けている。南西尾根先に一条堀切があるが、段曲輪の先端からかなり下がった標高610m付近にある。また、南尾根にも堀切が二条ある。
尾根伝いに登っていくことが可能で、南西尾根からは少し上にある神社に続く道がある。南西尾根先から登って南尾根で降りてきた。
最寄り駅(直線距離)