築城年代は定かではない。 碑文によれば越智春友によって築かれ以後五百年余り13代続いたとある。

天正年間(1573年〜1592年)の当主は越智駿河守通能(碑文では頼能)で、天正13年(1585年)豊臣秀吉による四国征伐で伊予に侵攻した小早川隆景の攻撃を受け、通能は籠城して孤軍奮闘するも敗れ自刃したという。

城は標高352mの鷹ヶ森の西の峰に築かれている。

主郭は西の山頂で西端にnttの無線中継施設が建つが東側は竹薮で散策するのに苦慮する。曲輪は東西に長く西側面には石積みが残り、東端は土塁でやや幅広く櫓台のようでもある。この外側も石積みが残っている。土塁の東下は堀切となっている。

主郭の西下にある曲輪には現在立派な城石碑が建ち、城主の子孫の方が歴代城主の名と法名を刻んだ石碑を建てている。ここから西下へ降りると堀切があり、東西に長い曲輪がある。西に続く尾根には三重か四重の堀切があるが、あまり明瞭ではない。

県道154号線が城山の南麓を通るが、その道の脇に「鷹ヶ森城入口」の石碑があり山頂まで車道が通じている。

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8.6km 大西駅
8.6km 伊予桜井駅
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2008年12月