詳細不明。城主は渡部内蔵進と伝えられる。
黒岩城は歌仙滝の上の標高218mの山に築かれている。
単郭の城で東西に長い主郭があり中央で低く東西二段に分かれている。その段差の部分に祠が祀られ、その脇に黒岩城の石碑がある。側面には列石程度の石積らしきものがところどころ確認できる。西へ続く尾根は四条の放射線状畝状竪堀群3があり、その下方に浅い堀切4がある。『愛媛県中世城館跡』の図面ではさらに西に堀切を挟んで二郭ほど描いているが、確認できない。
東尾根は浅い三重堀切で遮断してあり、南側には竪堀として長く伸びている。さらに内側に竪堀2がある。西も東も曲輪面から3、4mほどの高低差で堀が設けあり、切岸は低い。
地図を確認すると東背後に道がついているが、藪になっているので、南下の谷にある小屋の脇から登るルートを教えていただいた。
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