築城年代は定ではない。元亀2年(1571年)伊東義祐が伊東加賀守に守らせたという。
木場城は大淀川西岸の標高236.6mの山に築かれており、現在は公園として整備されている。
主郭は山頂にあり北に向かって三段、西下に大きな腰曲輪などを備えており、井戸がある。南尾根は二条の堀切で遮断、北東山腹には畝状竪堀群とその下部に横堀状の堀を設けている。九州北部では畝状竪堀群は一般的な防御構造として多くの城に採用されているが、南九州では相良領などを除くと珍しい遺構である。西のトイレのある腰曲輪の北西尾根にも二重堀切や竪堀などがあるが、この辺りは荒廃した竹藪で見学し辛い。
城の北から公園の駐車場まで車道がある。
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