伯耆 小松城ほうき こまつじょう

城郭放浪記


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伯耆 小松城の写真
掲載写真数
形態
平山城(60m/30m)
別 名
なし
文化財指定
町指定史跡
遺 構
土塁,曲輪,堀切,横堀,虎口
城 主
小松氏
縄張図
小松城縄張図
歴 史

詳細不明。小松氏の城という。

説 明

小松城は金田集落の東側、比高30mほどの丘陵に築かれており、現在は公園として整備されている。中心部の残存状況は良く、近隣にはない縄張の城で興味深い。

主郭は南北に長く、曲輪IIに面した南側以外を土塁で囲んで、北側はやや高くなる。南は一段下がって曲輪IIがある。主郭の周囲は高い切岸と横堀1、2が巡っている。

主郭の西側中央に土塁の開口部があり、横堀2の対岸にある土塁に木橋を架けて虎口としていたようである。この虎口から出ると土塁を南下して曲輪IIIに至る。曲輪IIIの虎口は不明であるが、現状西側から遊歩道となったスロープがついておりこのルートも想定できる。

横堀2の堀底は北側は土塁で封鎖しているが、南側はそのまま曲輪IIIに繋がっている。一方横堀1は北側は開口しているが、南側は土塁で封鎖してある。

主郭から北西に伸びた尾根は横堀2の外側に大堀切3があり、その先はやや加工された尾根が残り、一部は墓地になっている。この部分も曲輪であった可能性はある。

南側は曲輪IIIの下方にほぼ埋もれた横堀4が確認できる。南端は墓地に隣接して堀5があり、南側の通路も外側に土塁状の高まりがあって堀状になっている。周囲は畑などになっていて、平坦面も広がっているが、城域がどこまで広がるかははっきりしない。

案 内

金田集落内を通る細い道沿いに案内板が設置されている。そこから奥へ入ったところの南側に登る道がある。入口付近に駐車場はない。

最寄り駅(直線距離)
5.3km 伯耆溝口駅
5.4km 岸本駅
9.3km 米子駅
主な参考文献
鳥取県中世城館分布調査報告書 第2集(伯耆編)(鳥取県教育委員会)
日本城郭大系〈第14巻〉鳥取・島根・山口(新人物往来社)
会見町誌-続編
所在地/地図
鳥取県西伯郡南部町金田
GPSトラックデータダウンロード :[KML形式 ][GPX形式 ]
付近の城(直線距離)
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最終訪問日
2023年5月
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