詳細不明。城主は松平内蔵助という。
上野原城は内野川と打越川が合流する地点の南に南北に伸びた丘陵に築かれている。
標高57.4mの山頂部から北へ伸びた尾根に曲輪を展開している。北端の標高54mの所に矢坂神社が祀られており、この曲輪は急峻な地形を残す。そこから南へ伸びた尾根は畑、墓地などがあり曲輪としての形状は不明であるが、南端は堀切らしき地形を残す。さらに南へ登ると水道施設があるが、この辺りも曲輪のようで南端は急峻な切岸になっている。その南が最高所の標高57.4mの峰であるが、この辺りは北の遺構に比べ自然地形が多く、城域ではないかもしれない。
西の民家の間を山上まで続く林道がある。