詳細不明。善根毛利氏の城で毛利大万之助浄伝とその子周広が城主として伝えられる。
八石城は八石山から西へ派生した尾根の一つ、標高440mほどの山に築かれており、現在は登山道が整備されている。
一般的に善根城とも呼ばれているが、善根城はこの善根夏城(八石城)、と麓にある善根冬城とがある。
八石城は急峻な尾根を登った標高440mほどの山頂に主郭があり、そこから西側の尾根に曲輪を展開している。山頂部は広く東西に長い主郭部は西側に仕切り土塁があり、東端付近に八石城の石碑、中央には東屋が建ち展望が開けている。
主郭の西下には大きな堀切があり、北は竪堀として伸び、南端部は土橋状になる。そこから西へ下る尾根は登山道となっている南の縁は土塁状地形が続き、北側が段々に造成されている。西端の曲輪の北側が虎口のようである。西尾根には一条堀切が残る。
八石山登山道が八石城を経由しており、入口はいくつかあるようだ。わかりやすいのは不動滝の駐車場から登る登山口で、不動滝の駐車場のすぐ先に入口があり、トイレも完備されている。
最寄り駅(直線距離)