詳細不明。竹俣氏の城。岡塚館を参照。
竹俣城は標高283mの山に築かれている。標高283mの最高所に主郭があり、西尾根にある鉄塔の建っている付近までが城域である。
主郭は山頂の周囲を帯曲輪が階段状に巡り、一番下側は犬走状の通路となって周囲を取り巻く。主郭の北東尾根に二条の堀切、南東側には三条の堀切があって一部は横堀状となる。
主郭から西へ伸びた尾根はやせ尾根で曲輪は非常に狭く小さい。しかしながらこの細い尾根の側面から回り込んで入る虎口を複数設けたり、尾根の片側に竪堀を入れて通路を狭くするなど、技巧的な一面を持つ。西の鉄塔近くに広い曲輪があるが、その上の側面に連続竪堀がある。
途中の曲輪に「滴水城」の碑があるが、主郭はそこではなく更に奥にある。『日本城郭大系』では竹俣城の別名として「岩谷城」、竹俣新城の別名として「滴水城」が挙げられているが、現地の石碑とは逆である。
「水谷銀山跡」の標柱があり、そこから水谷林道をしばらく進むと車両通行止めのバーがある。この辺りに駐車可能で、ここから西尾根の鉄塔に登る道がある。ただし、鉄塔から主郭まではほぼ藪の中で主郭までずっと藪を歩いて行かなければならない。
最寄り駅(直線距離)