詳細不明。最上義光が八ツ沼城を攻めたときに一夜宿ったとの伝承がある。
水口楯は最上川と朝日川の合流する地点、南へ伸びた尾根の先端に築かれている。東麓には水口十一面観音堂があり、そこから山頂まで遊歩道が整備され、館跡は非常に見やすく管理されている。
単郭の城で北尾根を三重空堀で遮断しているのが最大の特徴である。三重空堀はそれほど大きな物ではないが、鋭角に切り刻んだ堀で、東は山腹近くまで竪堀として伸びている。
曲輪は山頂部は南北に長く、東は帯曲輪が段々と続く。西は山腹に広い平地がある。
水口十一面観音堂に駐車可能。登山道は境内から続く。