詳細不明。城主は西大枝氏(伊藤氏とも称す)が伝えられる。
館山館は法泉院の南西背後に聳える標高433.6mの館山に築かれている。
南北に長い細長い曲輪が山頂にあり虚空蔵山が祀られている。これらを取り囲むように細い帯曲輪状の地形が拡がり、その下部を横堀が多段に巡る。横堀は概ね二重となり、南東端には複数回屈折させる虎口がある。また、東側面にも折れを伴う虎口があるが、現状藪が深い。東から直線的に土橋を経由して入る道は参道として後世造られたものかもしれない。
法泉院の西背後に林道があり、それを一旦南へ歩くと作業林道がそのまま館山の北東山腹まで続いている。そこから山を登っていけば参道跡らしき尾根道に合流する。
最寄り駅(直線距離)