築城年代は定かではない。長氏の城。
長九郎左衛門は延元元年(1336年)釣鐘尾城主野石甲斐守源太とともに志馬比城主篠部有信が留守のスキに志馬比城を攻め落としたという。
塔の尾城は香美海岸に突き出した岬の山に築かれている。
白山灯台の立つ山が城山で、山頂が主郭となり、東に開いた谷を挟んで東に伸びる尾根伝いに段曲輪を配しているようである。
現在山頂部は鬱蒼と草木が茂っており、かろうじて灯台まで行くルートが保持されている程度である。登山道のある北側の尾根には無数の段曲輪が連なっているが、どの程度山城の遺構なのが判断は難しい。
国指定名勝 岡見公園の駐車場が利用できる。登口は保育園の公園の向かい側にある。
最寄り駅(直線距離)