詳細不明。
新堂向山城は磯部川の南岸、標高230mほどの山に築かれている。
山頂から東西に伸びた尾根に堀切で区画した曲輪群を連ね、周囲に竪堀群を構築して固めている。
主郭は山頂の曲輪Iで、東西2ヶ所に虎口を開く。東の虎口は土塁の高まりが残る。主郭は南側面西側に畝状竪堀群7を配しているが、虎口が開く北側には竪堀が認められない。
東にある曲輪群IIは西端が高く東に向かって小さく段を重ねる。主郭とは堀切5で遮断するが、その手前には曲輪面を起点として南側に伸びる竪堀4を設けている。尾根先側は堀切1を設け、北側面は堀切から伸びる竪堀と連動する畝状竪堀群2を設ける。一方南側面には間に傾斜する段を挟む形で畝状竪堀群3を配置している。
西尾根側は堀切を挟んで小規模な曲輪群III、IVが続き、こちらも側面には竪堀が点在している。
整備された道はないが、山は歩きやすい。北東尾根の先端付近に山に入るところがあり、入口付近に駐車可能。
最寄り駅(直線距離)