駿河 川成島陣屋するが かわなりしまじんや
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安政4年(1857年)本郷泰固によって築かれた。
旗本本郷泰固は安政4年(1857年)に若年寄に任ぜられて三千石を加増され、併せて一万石となり諸侯に列した。これにより川成島藩が成立し、ここに陣屋が構えられた。しかし、翌安政5年に若年寄を罷免され五千石を没収され旗本となり、川成島藩はわずか一年にして消滅した。
川成島陣屋は新富士駅の南側に築かれていた。現在駐車場となっている部分が陣屋跡で大手は南に長屋門を構えていた。駐車場の東側にある低い石垣が陣屋の遺構で、その脇の水路は堀の名残という。