築城年代は定かではないが建久年間(1190年〜1199年)に粟飯原朝秀によって築かれたと云われる。 粟飯原氏(あいはら)は千葉氏の一族で、代々小見川城を居城とした。

永禄3年(1560年)正木時忠が下総へ侵攻したとき小見川城も攻められた。天正18年(1590年)豊臣秀吉による小田原征伐で、粟飯原俊胤は北条氏に与し運命をともにした。

小見川城は小見川高校の東にある南北に伸びた丘陵に築かれている。現在は小見川城山公園として整備されている。

小見川城は城山公園となっているものの、遺構の状態は良くない。 公園の北側部分に土塁が巡る曲輪があり、南側に土橋が架かる空堀がある。空堀は西端部分も土橋が付いている。曲輪の東下部分には横堀が付いているが、北側は水道施設があり途切れている。

公園の西側に駐車場がある。

最寄り駅(直線距離)
1.5km 小見川駅
3.5km 水郷駅
6.1km 笹川駅
6.9km 香取駅
7.6km 十二橋駅

付近の城(直線距離)
1.4km 下総 小見川陣屋
1.6km 下総 上小堀城
3.8km 下総 大倉城
4.3km 下総 飯田陣屋
4.8km 下総 森山城
5.2km 常陸 石神城
5.3km 下総 下小野城
5.8km 下総 神生城
6.1km 下総 須賀山城
6.1km 下総 府馬城
6.5km 下総 山崎城
6.9km 常陸 花ヶ崎城
8.9km 下総 大根氏館
9.0km 下総 大友城
9.6km 下総 矢作城
9.7km 下総 桜井城
9.7km 下総 上代陣屋

2012年11月