築城年代は定かではない。鎌倉時代から莫祢(あくね)氏の居城であったという。
江戸時代には阿久根城の麓に阿久根麓が成立したが、元禄年間(1688年~1704年)に地頭仮屋は小牟田に移っている。
阿久根城は愛宕山の北側一帯の城山と呼ばれるあたりに築かれていたという。
国土地理院の標高150mの点がある地点には電波塔がたっており、そのあたりを見てみたが周囲は自然地形であった。『鹿児島県の中世城館跡』の一覧には遺構として「郭、通路」とあるので、遺構は確認されているようだが、どのあたりなのかは不明である。
標高150mの電波塔までは舗装された林道がある。
最寄り駅(直線距離)