築城年代は定かではないが楡井氏によって築かれた。 南北朝時代には楡井頼仲は肝付兼重に与して南朝方として戦い武功をあげたが、志布志に敗走し自刃した。

城は独立して聳える標高103.3mの城山に築かれている。 四十九所神社から登り、八幡神社方面に降りるルートで散策したが、北側の尾根は狭く所どころを堀切で遮断しているが削平地は全体的に小さい。 広い曲輪は南側の頂部、等高線が半月状になっている所で、ここには土塁を残した曲輪があり、西側少し降りた所にも少し広い曲輪がある。

四十九所神社は流鏑馬が有名で、前を通る道路はそのために半分を未舗装で残している。

各所から登り口があるが四十九所神社の駐車場に停めて登るのが良いだろう。

付近の城(直線距離)
0.7km 大隅 合戦田陣
1.0km 大隅 宇都陣
1.3km 大隅 御幣園城
1.3km 大隅 堂園陣
1.7km 大隅 永山陣
2.0km 大隅 下し丸陣
2.2km 大隅 塚崎城
2.6km 大隅 検見崎城
2.8km 大隅 柳井谷の陣
3.0km 大隅 天道山塁
3.2km 大隅 高山城
3.6km 大隅 和田城
3.6km 大隅 下伊倉城
4.0km 大隅 末次城
4.2km 大隅 稲村城
4.5km 大隅 岡崎城
4.5km 大隅 宮下城
4.9km 大隅 白寒水城
5.0km 大隅 中村城
5.0km 大隅 山古城
5.0km 大隅 小原城
5.1km 大隅 松下城
5.7km 大隅 松崎城
5.8km 大隅 波見城

2008年1月