大隅 原の台場おおすみ はらのだいば
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嘉永6年(1853)以前に薩摩藩によって築かれ、文久3年(1863年)生麦事件によって急遽拡張されたと云われるが、薩英戦争では実際には使われなかった。
原台場は対岸に開聞岳を望む鹿児島湾の入口に位置しており、現在は台場公園として整備されている。
台場跡としては貴重な弓形状の石垣が残り、大砲二門を据え付ける凹が残る。公園内には島津斉彬が嘉永6年(1853)に巡察したときに使用したと伝える手洗鉢が残る。