能登 末吉城のと すえよしじょう

城郭放浪記


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能登 末吉城の写真
掲載写真数
形態
丘城(43m/-)
別 名
笹山城,堀松城,篠山城
文化財指定
なし/不明
遺 構
郭,堀
城 主
平氏(手筒氏),河野氏,中川家範
歴 史

築城年代は定かではないが応永年間(1394年〜1428年)頃に手筒氏によって築かれたと云われる。日本城郭体系によれば、手筒氏に関しては能登国守護畠山氏の重臣平氏(ひらか)を「平箇氏」とも書いた事からこれを読み誤って「手筒氏」となったという説が紹介されている。案内板では「平氏」に「へら」とルビを振っている。

天正年間(1573年〜1592年)には畠山氏の家臣河野肥前の居城であったか、遊佐氏や上杉氏の攻撃によって落城し、前田利家が能登に入国するとその家臣中川家範が城主となった。

説 明

城は末吉集落の北の城山に築かれている。得田街道、土田街道を押える要衝に位置する。

主郭は城山南西の端にあり、北東隅部が高くなっている。現地案内板にある縄張図では城山山頂を含む広大な領域を城域としているが、石川県中世城館調査報告書では尾根筋に堀切などが一切ないことからそれを疑問視している。 遊歩道が良好に整備されているので、「狼煙台」とされる城山山頂から観音堂の方へむかって散策してみたが、確かに堀跡はなく自然地形に近いものである。

案 内

城山の南麓にある西来寺を目指す。その脇に案内板が建てられておりここから入る道が大手だという。

最寄り駅(直線距離)
8.9km 金丸駅
9.4km 能登部駅
9.9km 笠師保駅
所在地/地図
石川県羽咋郡志賀町末吉
付近の城(直線距離)
2.4km 能登 平式部館
2.9km 能登 館城
3.5km 能登 土田城
5.6km 能登 館開城
5.7km 能登 青谷城
6.2km 能登 得田館
6.4km 能登 石田館
7.2km 能登 芝原将監館
8.4km 能登 幾保比城
8.4km 能登 金丸城
8.6km 能登 徳丸城
9.4km 能登 曲松城
最終訪問日
2009年8月
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