築城年代は定かではないが袋田氏によって築かれたと云われる。 袋田氏は佐竹一族北酒出助義の子定義が袋田に住んで袋田氏を称したことに始まるという。同じく佐竹一族の小田野義広に嗣子なく、袋田駿河守義舜の子義綱が小田野氏を継いだという。
袋田氏ののちは佐竹家臣野内氏が在番を務めていた。
月居城は袋田の滝のすぐ近くにある標高404mの月居山に築かれており、現在はハイキングコースとして整備されている。
山頂部は非常に険しい山で、北峰が山王山、南峰が月居山、鞍部が月居峠となっている。
険しい山であるが山頂部には南北に長い曲輪群があり北端が最高所となる。堀切などはないが、曲輪から南へ下ると自然地形の岩盤堀切のような地形が広がっており圧巻である。
登山道は各方面から存在している。今回は舗装された旧道を歩いて登るコースを選択した。入口付近に駐車場がある。
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