築城年代は定かではない。文治5年(1189年)源頼朝による奥州合戦のときには藤原泰衡の居館で、その後結城七郎朝光が住んだと伝えられる。

室町時代には中野目日向、中野目惣右衛門の居城であったという。

大平館は北東から南西に長く伸びた比高30m程の丘陵に築かれており、北東端に大平神社が鎮座している。

主郭は神社の南側の果樹園となっている部分という。『日本城郭大系』では「水田」とあり、かつては山の上にも関わらず水田であったようである。神社側より一段低く、後世に削平されているようにも感じるが、西側には土塁もありよく分からない。土塁の下には帯曲輪があり、南端は外側に土塁がついて横堀になっている。主郭には南から道路が入っているが、その側面から堀切があり、横堀と交差して竪堀として西下へ落ちている。

大平神社の参道入口に案内板がある。駐車場はなく、少し離れた無線中継塔の空き地へ駐めた。

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1.0km 陸奥 飯詰館
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2014年11月