陸奥 七戸城むつ しちのへじょう

城郭放浪記


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陸奥 七戸城の写真
掲載写真数
形態
平山城(40m/40m)
別 名
柏葉城
文化財指定
国指定史跡
遺 構
土塁,郭,堀
城 主
七戸南部氏
歴 史

築城年代は定かではない。 建武元年(1334年)北畠顕家の国宜にみえる工藤右近将監がいたと考えられているが定かではない。 建武2年(1335年)南部師行の弟南部政長は新田義貞の鎌倉攻めに馳せ参じて功を挙げ、七戸は政長に与えられた。以後、七戸南部氏の代々の居城となった。

康正2年(1456年)蠣崎蔵人の乱、文明15年(1483年)三戸南部の御家騒動で落城したという。

天正19年(1591年)九戸城主九戸政実が宗家三戸南部信直に謀叛を起こした九戸の乱で、七戸南部家国は政実に味方した。南部信直は豊臣秀吉に援軍を要請し、秀吉が派遣した奥州仕置軍によって乱は平定され、七戸南部氏は滅亡し翌年には廃城となった。

七戸の重要性から浅水城主南直勝が七戸氏の名跡を継ぎ、慶長2年(1597年)にはその子直時が七戸二千石の城主となった。直時が没し、正保4年(1647年)南部利直の五男重信が七戸氏を継いだが、寛文4年(1664年)には南部宗家を継ぐこととなった為、南部直轄地となり、七戸代官所が設けられた。

説 明

七戸城は作田川が高瀬川に合流する地点の北方の丘陵に築かれている。 七戸城は本丸・二の丸・北館・角館・西館・下館・宝泉館の七郭で構成されている。 現在二の丸部分が柏葉公園として整備されている。

本丸城門の写真

本丸城門(移築 城門)


所在地: 青岩寺(青森県上北郡七戸町)

東門の写真

東門(復興 城門)


所在地: 青森県上北郡七戸町字貝ノ口

案 内
最寄り駅(直線距離)
9.9km 十和田市駅
所在地/地図
青森県上北郡七戸町七戸(柏葉公園)
付近の城(直線距離)
0.4km 陸奥 矢館
0.9km 陸奥 坂本館
1.4km 陸奥 大池館
1.5km 陸奥 館野館
1.6km 陸奥 砂子田館
2.3km 陸奥 下見町館
2.9km 陸奥 戸館
3.0km 陸奥 槻の木館
3.8km 陸奥 赤平館
3.9km 陸奥 荒熊内館
4.1km 陸奥 二津屋館
4.6km 陸奥 白旗館
4.9km 陸奥 治部袋館
5.0km 陸奥 豊良館
5.3km 陸奥 一の館
5.7km 陸奥 洞内城
5.8km 陸奥 小田館
6.0km 陸奥 天間館
9.9km 陸奥 内蛯沢蝦夷館
最終訪問日
2010年5月
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