築城年代は定かではないが木村氏によって築かれたと云われる。
木村氏は在地の小領主であったが、天正11年(1583年)田村氏から離反して畠山氏に従ったため、田村方の鬼生田氏に攻められて滅亡したという。
その後、田村氏の直轄領に組み込まれていたが、伊達氏と結んだ田村氏らと佐竹・芦名の対立がはじまり、木村館も大規模に改修され、橋本刑部が城代として置かれたという。
木村館は郡山東ICの南にある山に築かれており、現在主郭には木村神社があり山頂近くまで車で行くことができる。
郡山東IC建設にともなう発掘調査が行われ一部は消滅している。
木村神社のある山頂部は南に緩やかに伸びた曲輪となるが、北側は険しい急峻な地形が拡がる。この北側面あたりに横堀による防御ラインが構築されているようだか未確認である。
南側の集落に山頂に続く道の入口があり、道標が出ている。
最寄り駅(直線距離)