築城年代は定かではないが葛西氏によって築かれたと云われる。葛西氏は下総国葛飾郡葛西荘発祥で、葛西清重は奥州藤原氏攻めの戦功によって奥州に広大な所領を得て奥州総奉行に任命された。
葛西氏が石巻に下向したのは四代清経の頃とみられ、戦国時代に寺池に移ったが、豊臣秀吉による奥州征伐によって改易となった。
石巻城は北上川河口にある日和山に築かれていた。鹿島御児神社や日和山公園となっている一帯が城域と考えられている。神社と公園の間にある小さな売店の前に石巻城の石碑がたっている。
平成9、10年の発掘調査で拝殿の北側から空堀跡が見つかったようである。
日和山公園の無料駐車場がある。
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