築城年代は定かではない。天正19年(1591年)登米郡石森庄から石森掃部左衛門主従七騎がこの地に落ちてきて住んだという。
石森館は石森小学校の北東背後の丘陵に築かれている。
主郭とされる部分は山林で矢倉跡とされる土塁があり石祠が祀られている。そこから南西側に大きな平段が造成されている。
矢倉跡の背後は道路建設のためか工事中で山が削られていたが、その一角に土塁か石塁のようなものがまだ残っていた。図面にある石塁の一部だろうか。
案内板は大原小学校の北側の道路に設置されている。本丸には現状、小学校の南側の道路を町営住宅のほうに回り込んでいけば行ける。