陸奥 飯野平城(大館城)むつ いいのたいらじょう

城郭放浪記


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陸奥 飯野平城(大館城)の写真
掲載写真数
形態
山城(70m/60m)
別 名
なし
文化財指定
なし/不明
遺 構
土塁,曲輪
城 主
岩城氏
歴 史

築城年代は定かではない。文明15年(1483年)岩城下総守常隆が白土城より本拠を移し、岩城氏の居城となった。

天正18年(1590年)豊臣秀吉による小田原北条攻めで、岩城常隆は小田原に参陣したため所領を安堵された。常隆の後は佐竹義重の子貞隆が養子となって家督を継いでいたが、関ヶ原合戦の後に改易となった。

慶長7年(1602年)鳥居忠政が10万石で岩城に入部した。このとき大館城に入ったが、後に平城を築いて居城を移し廃城となった。

改易となった岩城貞隆はお家再興を目指し、大坂の陣で本多正信に属して戦功を上げ、信濃国中村に一万石で大名に復活、その後は出羽亀田藩として明治まで続いている。

説 明

飯野平城は大館公園として整備されている。

山全体に曲輪が造成されていたと思われるが、宅地などになっている。主郭は山頂にあり東西に長く広い曲輪で切岸は高い。土塁は見当たらないが忠魂碑などがたっている。東下は湯殿山神社の境内となっている。

案 内

北麓の道路に入口があり、主郭のすぐ下まで車で登る事ができる。

最寄り駅(直線距離)
1.9km いわき駅
2.6km 内郷駅
2.8km 赤井駅
5.7km 湯本駅
7.1km 草野駅
主な参考文献
都道府県別日本の中世城館調査報告書集成(1)(東洋書林)(福島県の中世城館跡)
日本城郭大系〈第3巻〉山形・宮城・福島(新人物往来社)
所在地/地図
福島県いわき市好間町下好間字大館
付近の城(直線距離)
1.3km 陸奥 久世原館
1.7km 陸奥 磐城平城
2.0km 陸奥 愛谷館
2.6km 陸奥 砂屋戸荒川館
4.1km 陸奥 白土城
5.2km 陸奥 神谷館
5.9km 陸奥 小泉館
6.2km 陸奥 西小川館
6.3km 陸奥 三沢館
6.5km 陸奥 水野谷館
6.7km 陸奥 下船尾館
6.8km 陸奥 上船尾館
6.8km 陸奥 神明館
7.3km 陸奥 中柴外城
7.4km 陸奥 高久の古館
7.8km 陸奥 湯長谷陣屋
8.5km 陸奥 大森館
8.6km 陸奥 比丘尼館
8.6km 陸奥 住吉館
8.7km 陸奥 長友館
9.3km 陸奥 岡部城
最終訪問日
2024年11月
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