築城年代は定かではないが倉股氏によって築かれたと云われる。 倉俣氏は国峯城主小幡氏の重臣で代々内匠城を居城としたというが詳らかではない。

天正18年(1590年)豊臣秀吉の小田原征伐で、上杉景勝が国峯城を攻めたとき、上杉氏の武将藤田信吉がこの内匠城に布陣し、国峯城攻略後もしばらく内匠城に在城している。

内匠城は鏑川とその支流である管川との間に東西に伸びた丘陵の南東端に築かれている。

内匠城は断崖に面した南東端に本丸を置き、それを覆うように西から北面を曲輪が二重三重に覆う構造で、曲輪の間は大きな空堀で区画されている。

本丸は土塁が巡り、南西隅に西へ張り出した櫓台があり、現在はこの上に内匠稲荷神社が鎮座している。本丸の虎口は北側にあり、現状軽トラが通る道となって土橋が架かっている。

城山の北側の県道46号線から上信越道の上に架かる新内匠橋を渡る。橋の南詰を東側へ曲がると現状車道は封鎖されている。この道を道なりに進むと主郭まで通じる。(入口の地図)

最寄り駅(直線距離)
2.4km 東富岡駅
2.6km 上州富岡駅
2.9km 西富岡駅
3.0km 上州福島駅
3.4km 上州七日市駅

付近の城(直線距離)
1.0km 上野 岡本堀ノ内
1.5km 上野 高瀬陣屋
1.6km 上野 小幡陣屋
1.7km 上野 長畝の砦
1.7km 上野 八幡山の砦
2.1km 上野 田篠の内出
2.2km 上野 上野陣屋
2.3km 上野 富岡陣屋
2.6km 上野 茶臼山の砦
2.8km 上野 国峯城
2.8km 上野 星田城
3.2km 上野 七日市陣屋
3.2km 上野 十王山烽火台
3.3km 上野 富岡城
3.5km 上野 浅香入城
3.6km 上野 麻場城
3.7km 上野 大島下城
3.7km 上野 西平城
4.0km 上野 岩染城
4.1km 上野 仁井屋城
4.2km 上野 倉内城
4.3km 上野 一の宮氏館
4.3km 上野 峯城
4.4km 上野 黒川城

2012年11月