詳細不明。
桜子城は日南町役場の南西に聳える標高500mほどの山に築かれている。
南北に長く伸びた山頂部に低い段差の南北3つの曲輪群があり主郭部となる。曲輪は北端と南端から東へ伸びた尾根に展開しており規模の大きな城郭である。
主郭部の周囲は天然の急坂となっているが、南端から南西尾根に堀切5と6、西下に堀切4、そして北端から東尾根に堀切3と曲輪面から20m以上下ったところに堀切を設けている。
北端から東へ伸びた尾根を遮断する堀切3が最大の堀切で、さらに堀切2があり、東端は北側に浅い堀切1が確認できる。この尾根の曲輪IV、Vは自然傾斜を残す小さな段曲輪で最下段は広い曲輪VIとなる。
一方南端から東へ伸びた尾根にも連続する段曲輪VIIが確認できるが先端に堀切は見当たらない。この部分は作業林道がいくつも貫通して破損しているため、細部は不明である。
作業林道が主郭まで達しているが入口は未確認。おそらく東麓の霞神社にある作業林道入口と思われる。
車は東麓道路沿いの余白に駐車可能。
最寄り駅(直線距離)