詳細不明。城主は菱刈左衛門と伝えられる。
中尾城は久木野川に寒川川合流する地点の東側に聳える山塊の標高347.1m付近に築かれている。地元の方は「かめんじょう(亀の城)」と呼んでおり、中尾城では通じない。
寒川川沿いから林道が通っており、それを歩いて登ると尾根上の城域に入る。途中には岩がゴロゴロした地形が見えている。
尾根上にも林道が走っており幾分破壊を受けているようであるが、堀を挟んで東西二郭がある。西側は薮化しておりあまり良くわからないが東西二段で南側は腰曲輪になっているようである。堀切側には土塁があり、林道が突き抜けている。東側の曲輪も東西にある堀切に面して土塁が付いているが、曲輪自体は狭い。東側の堀切から外は自然地形のようである。
久木野小・中学校を過ぎてさらに県道15号線を東へ進むと旧県道は流矢橋を渡る。車はこれ以降駐める所が無いので県道付近に置いておく。そこから丘の上に上がる道を進み寒川川沿いに谷の奥へ進んでいくと折り返して山上に続く林道の入口(地図)に入る。これを登れば城跡に至る。