築城年代は定かではない。鎌倉御家人小国氏の居城という。 小国氏は源頼行の孫頼連が越後国刈羽郡小国保の地頭職となって小国氏を称したことに始まるという。
小国氏は戦国時代には天神山城を居城としていた。
小国沢城は標高251.9mの小城山に築かれている。現在は史跡公園として登山道が整備されている。
主郭は山頂にあり、そこから北と北西に伸びた尾根に曲輪を展開し、尾根上を削平した曲輪と堀切が連なる単純な構造である。
主郭は南尾根に堀切が一条、南東へ伸びた尾根には二条の堀切がある。北西の尾根が延命寺ヶ原の「おぐに森林公園」からの遊歩道が整備された尾根で、こちらも尾根上を削平した曲輪と堀切が続く。北尾根は整備されていないが、堀切の先は細尾根が続き、先端に進むと広い曲輪があり、北尾根に一条、北西尾根に二条の堀切がある。
登山道は延命寺ヶ原の「おぐに森林公園」にある。舗装された駐車場から先も車で行くことができ、未舗装路を進むと登山道入口があり、近くに駐車できる。
最寄り駅(直線距離)