詳細不明。
星ヶ城は真言宗別格本山極楽寺から南へ降りた標高613mの尾根に築かれている。 現在の極楽寺本堂は永禄5年(1562年)に毛利元就が再興したという棟札があり、県指定重要文化財。御本尊の十一面千手観音坐像は平安時代中期頃の作で、これも県指定重要文化財である。
星ヶ城は標高613mの峰を中心に南北に伸びる尾根に段々と曲輪を配した連郭式の山城で、二条の堀切で区画されている。
主郭は定かではないが、一段高くなった土壇が三ヶ所あり、南端部分の土壇にお手製であろうか、「星ヶ城跡 616.5m」と手書きされた標識が建てられていた。この南端の土壇は南側を大きな自然石で固められている。その先は階段状の段曲輪で南端に堀切は見あたらない。
城の北端部分には石像が祀られた巨石があるが、この巨石の外側に土橋を残して左右を削られた尾根がある。この巨石を利用して虎口としたようにも見える。
国道433号線を利用して極楽寺奥の院側の駐車場まで車で登ることができる。極楽寺側から降りて城跡へ行く場合、楼門を降りた丁字路を右の「いこいのもり」の方へ降りていかなければいけない。そこからは一本道で石仏のある巨石の所から南側が城域である。
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