築城年代は定かではない。天正年間(1573年〜1592年)に石橋玄蕃、国分玄蕃の居城であったと伝える。
天正13年(1585年)伊達政宗によって落城し、同年の人取橋の合戦では政宗はこの岩角城を経て本宮城へ向かっている。
岩角城は岩角山寺の背後に聳える標高337mの岩角山に築かれている。
岩角山寺は仁寿元年(851年)慈覚大師によって開山された天台宗のお寺であるが、伊達政宗の戦火によって焼失し、本郭的に再建されたのは江戸時代に丹羽光重によるものという。
岩角城はこの岩角山を中心としていたようであるが、山頂付近は大きな岩が露出しており、奥の院や三十三観音などが祀られた平場はあるものの、城郭遺構そのものはあまり感じられなかった。
岩角山寺から山頂まで遊歩道がある。
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