永正7年(1510年)伊勢宗瑞によって築かれた。
伊勢宗瑞は永正7年(1510年)に住吉要害と高麗山城を取り立てて扇谷上杉氏と対立するが、扇谷上杉配下の三浦義同にって住吉要害と高麗山城は落とされ、早雲は苦戦を強いられたという。
高麗山城は標高168mの高麗山に築かれている。健在はハイキングコースが整備されている。
高麗山にはかつて高麗寺という寺院が古代から続いて存在し、山頂には明治まで堂宇があったが廃仏毀釈によって高麗神社のみが残されたという。この高麗寺を利用して城郭化したのが高麗山城である。
主郭は山頂で西が土塁状に高っているのは堂宇を建立した際に内側を削った跡で土塁ではない。ここから西へ続く尾根に二条の堀切を確認することができる。
山頂から北東側に降ると一段小高い峰に削平地があり、その先に土橋を残した堀切が一条ある。
登山道は麓の高麗神社、西尾根の湘南平(千畳敷)などから続いている。湘南平に駐車場があるのでそちらから歩いたが、そこそこアップダウンがあり距離もあるので、神社から登る方が簡単だと思う。
最寄り駅(直線距離)