陸奥 湯原館むつ ゆのはらだて

城郭放浪記


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陸奥 湯原館の写真
掲載写真数
形態
平山城(520m/30m)
別 名
勝乗館
文化財指定
町指定史跡
遺 構
土塁,曲輪,堀切,横堀,竪堀,虎口
城 主
横尾氏,石川氏
縄張図
湯原館縄張図
歴 史

築城年代は定かではないが戦国時代には築かれていた。

江戸時代はじめは仙台藩伊達氏家臣横尾氏が在城していたが、正保元年(1644年)に仙台藩一門格の角田要害主石川氏の所領となり、石川氏の家臣が派遣され在番していた。

説 明

湯原館は七ヶ宿街道の出羽との境に近い、現在の「街道HOTELおたて(旧湯原小学校)」の地に築かれている。

旧湯原小学校の敷地が二の丸で、その裏山山腹に本丸や東郭があり、現在は山腹部分の遺構が良好に残っている。

北背後に続く尾根を堀切1で遮断し、その南側を城域とするが、この堀切の規模は凄まじく最大幅30mほどはあり、堀切はそのまま東西の谷下まで続いている。

山腹の曲輪は東西2つで西のIが主郭、東のIIが東郭でともに北背後に高土塁を備える。主郭と東郭の間は土塁と竪堀2があり、途中に廊下橋がかかっていた虎口が開口する。東郭は東側にも虎口が付いている。

南山腹は大規模な横堀と竪堀を備えており、案内板がついて現在の登山道となっているルートが大手であった。

案 内

「街道HOTELおたて(旧湯原小学校)を目指せばよい。東の入口をはいった所に駐車場があり、入口南側に案内板がある。登城口は校舎を奥に回り込んだ所にあり、ここにも案内板がある。

主な参考文献
現地案内板
日本城郭大系〈第3巻〉山形・宮城・福島(新人物往来社)
所在地/地図
宮城県刈田郡七ヶ宿町湯原
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付近の城(直線距離)
0.2km 陸奥 仙台藩 湯原御番所
3.5km 出羽 屋代館
6.0km 出羽 志田館
6.8km 陸奥 古屋館
8.8km 出羽 館の越館
9.0km 出羽 楢下城
最終訪問日
2021年5月
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