鎌倉時代(1238年)に築かれ、藤崎城主安東氏の一雄潮潟四郎道貞(安東盛季の弟)の居城であったと伝えられる。
その後南部氏の所領となり奥瀬建助が城主となって奥瀬氏が数代続き、文明年間(1469年〜1487年)頃より相馬氏蓬田越前守則政が城主となった。天正13年(1585年)津軽為信によって攻められ開城して南部に逃れたという。
蓬田城は蓬田川の北岸にあり、川に沿って東へ伸びた丘陵に築かれている。
現在八幡宮の境内になっているが、北側には規模の大きな幅数mの堀が巡らされている。堀の一部には現在も水がたまっており、空堀ではなく水堀であったと見られている。
国道280号線内真部蓬田バイパス沿いに八幡宮への入口がある。
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