築城年代は定かではないが大原千葉氏によって築かれたと云われる。 大原千葉氏は千葉飛騨守宗胤が大原城を築いて大原氏と称したことに始まるとされる。

大原千葉氏は天正18年(1590年)豊臣秀吉による奥州仕置きによって葛西氏とともに滅亡した。その後、石田三成が山吹城を修築して伊達政宗に与え、粟野大膳大輔を地頭として配した。

山吹城は大原中学校の北背後に聳える標高203.3mの山に築かれており、現在は公園として整備されている。

主郭は山頂にあり、一段小高くなって東端に土塁が残る。この周囲を巡るのが二の丸で、東端には堀切や土壇が残されている。

南麓の市役所支所などに案内がある。麓から登るルートもあるようだが、東の峠を登ったところに搦手の入口があり、入口にも駐車場がある。

最寄り駅(直線距離)
6.8km 摺沢駅

付近の城(直線距離)
1.3km 陸奥 新山城
2.9km 陸奥 根城館(一関市)
3.2km 陸奥 曽慶城
3.6km 陸奥 月館
3.9km 陸奥 伊勢館
4.6km 陸奥 鳥海城
4.6km 陸奥 遅沢館
4.8km 陸奥 雨揚館
4.8km 陸奥 川嶋城
6.2km 陸奥 摺沢城
7.1km 陸奥 内野沢館
7.3km 陸奥 橘城
8.9km 陸奥 猿沢城
9.5km 陸奥 金鶏城
9.8km 陸奥 東館(東山町)
10.0km 陸奥 西館(東山町)
10.0km 陸奥 仏坂城

2017年5月