建武年間(1334〜1337年)に遠山景村によって築かれたと云われる。
代々苗木遠山氏が居城とするが秀吉により川尻直次に与えられる。 しかし、直次は関ヶ原合戦で西軍に属したため、遠山友政が10500石で入城、以後明治まで続く。
苗木城は木曽川北岸の標高426mの城山に築かれている。
断崖絶壁の上にそそり立つ岩を利用した石垣は圧巻で、しかもこの上に天守が上がっていたというのだから尚更である。この主郭部は非常に狭く、ジクザグに登る道にはところ多数の城門が備えられていた。近世城館ではあるものの、石高も少なく守備兵力を考えれば打倒な広さである。
苗木遠山資料館があり、苗木藩の展示物がある。車はここからもう少し登ったところに駐車場があり、主郭まで遊歩道が設置されている。
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