築城年代は定かではない。常葉氏は加賀美次郎遠光の孫で、秋山太郎光朝の二男小次郎光季が常葉氏を称した事に始まるという。

常葉氏の動向については史料がなく、西郡の鷹尾寺の再建に記録が残っている程度である。口伝によれば、永禄8年(1565年)武田信玄の長子義信が謀叛を企てた事件が起こったが、このとき常葉氏は飯富兵部と親しかったことから関連を疑われ、穴山氏の家臣によって成敗されたという。

常葉氏屋敷は現在の下部小学校・中学校のある高台に築かれていたと云われるが、明瞭な遺構は残っていない。

最寄り駅(直線距離)
0.4km 甲斐常葉駅
1.7km 市ノ瀬駅
2.5km 下部温泉駅
3.7km 波高島駅
4.0km 久那土駅

付近の城(直線距離)
1.6km 甲斐 馬場氏屋敷
3.1km 甲斐 依田氏屋敷
3.1km 甲斐 宮木の烽火台
4.1km 甲斐 鴨狩の城山
4.3km 甲斐 兵部平屋敷
4.4km 甲斐 菅沼城
5.2km 甲斐 下山城
5.4km 甲斐 古関口留番所(身延町)
5.5km 甲斐 寺所の城山
5.6km 甲斐 岩間代官所
6.1km 甲斐 西島の城山
6.2km 甲斐 金山峰城
6.3km 甲斐 粟倉山城
6.4km 甲斐 久成の城山
6.6km 甲斐 大塩屋敷
6.7km 甲斐 西島の烽火台
6.7km 甲斐 帯金氏屋敷
7.5km 甲斐 波木井城
8.0km 甲斐 城の峯烽火台
9.1km 甲斐 御前山烽火台

2015年5月