築城年代は定かではない。永禄9年宇久純定が平戸の松浦氏に備えて築いたとも伝えられるが定かではなく、平安時代末期に清原氏、室町時代に青方氏による築城など諸説ある。
魚目城山城は榎津港の西に聳える標高215.1mの城山山頂に築かれており、現在は公園として整備されている。
主郭は山頂にあり東西に長い楕円形で一段下に帯曲輪が全周巡っている。帯曲輪の外側に概ね1m弱の石積みが巡っており虎口は東に開口している。主郭には展望台として模擬天守が建っており、内部には説明板などもあるようだが、扉は閉ざされており入ることはできない。
北側の谷間には「水門跡」の看板があり谷筋に数段の石積みがあるが、これは後世のものだろう。
山頂のすぐ下のあたりまで車で登ることができる。