山下城の居館と伝えられる。 山下城は天正5年(1577年)三木国綱入道三沢によって築かれたと云われる。 三沢は飛騨国一之宮水無神社の神官であったが、神職の座を家臣の森氏に譲り自身は三木自綱の妹を娶り、武家となって山下城を居城としたという。

天正13年(1585年)金森長近が飛騨に侵攻して三木氏は滅亡し、三木三沢は城を逃れて隠棲した。しかし後日一揆を起こして金森可重の籠もる山下城を急襲したが、敗れて討死した。

山下城居館は山下城の南麓に築かれていた。ちょうど稲荷神社付近に「殿屋敷」と呼ばれる地があり、そこが居館跡と伝えられるが遺構はまったく残っていない。

西側に「夫婦松」と呼ばれる市指定天然記念物があり、その脇に山下城の石碑が建っている。

最寄り駅(直線距離)
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付近の城(直線距離)
0.8km 飛騨 山下城
1.5km 飛騨 坂下城
2.0km 飛騨 臼越城
3.2km 飛騨 切手城
4.5km 飛騨 松倉城
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6.3km 飛騨 高山城
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2010年9月