下野国府しもつけこくふ
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東山道に位置する下野国は、延喜式の格付けでは上国・遠国である。
下野国の国府は都賀郡で現在の栃木市田村町に設置されていた。国庁の規模は東西約95、南北約95mで周囲は板塀で囲まれ、中央は南から南門、前殿、正殿と並び、東西両側に脇殿があった。前殿の北側にある宮野辺神社の境内に正殿跡があると考えられているが、現在は未発掘のようである。
現在は史跡公園として整備されており、前殿が復元されている。北側に下野国庁跡資料館がある。